血液を採取し健康状態や病状などを調べる臨床検査です。肝機能、腎機能、貧血、コレステロール値、中性脂肪値、血糖値、尿酸値などが分かります。
甲状腺ホルモン(TSH、FT3、FT4)から甲状腺の機能を、またProBNPという心臓のホルモンから心臓のストレス(負担)状況を評価することができます。
少量の血液からアレルギーの原因アレルゲンを調べることもできます。
当院では主要なアレルゲン39種類を同時測定できるVIEW39を採用しています。
一般的な健康診断でも実施される検査項目で、尿鮮血、尿蛋白、尿糖などを調べます。
便に血液が混入していないかを調べることで消化管疾患のスクリーニングに用いられます。また寄生虫や細菌感染などの有無を調べるために行われます。
CRとはcomputed radiographyの略で、フィルムの代わりにイメージングプレートを用いコンピュータで画像処理したX線撮影法です。高速処理が可能で高画質画像です。
心臓の筋肉は絶え間なく全身に血液を循環させるために収縮(縮む)と拡張(伸びる)を繰り返しています。その時に生じる電気的活動を記録する検査が心電図です。電気的活動の変化を見ることで狭心症、心筋梗塞、不整脈などの診断ができます。
24時間携帯型の心電図装置で、非常に小さく軽量です。日常生活での長時間の心電図を記録、解析することで外来で見つけられなかった不整脈や狭心症の発見に役立ちます。動悸、胸痛、ふらつき、めまい、失神などの原因を調べる目的で、また薬物の効果判定目的で行う検査です。シャワーを浴びることのできる機器も準備しています。
抗凝固剤であるワーファリンを内服中の方のプロトロンビン時間(PT-INR)を迅速に測定します(約1分)。薬の効き具合をみます。プロトロンビン時間(PT-INR)を確認し内服量を調節します。ワーファリンは心房細動、血栓症、人工心臓弁術後の患者さんに主に投与されています。
手と足の血圧の差や脈波の伝わり方を調べることで、動脈硬化の程度を数値として表したものです。
これにより動脈硬化の程度や早期血管障害を検出することができます。
ABIは足首と上腕の血圧を測定し、その比率(足首収縮期血圧÷上腕収縮期血圧)を計算したもので、動脈硬化による狭窄や閉塞の程度を評価します。
PWVは心臓の拍動(脈波)が動脈を通じて手や足にまで届く速度を調べる検査です。
動脈が硬くなったりすると、動脈の弾力性がなくなり、脈波が伝わる速度が速くなります。
血管年齢が分かります。
心臓の動き、大きさ、形、心肥大や弁膜症の有無・程度を観察します。
心電図異常や心雑音を指摘されたときに、その原因検索にも行われます。
簡便で視覚的に頸動脈の動脈硬化の診断が出来る検査です。
自宅でできる検査で日常生活の中で夜間睡眠中の呼吸状態を評価します。手の指や鼻の下にセンサーをつけ、いびきや呼吸の状態から睡眠時無呼吸症候群(SAS)の有無、程度を調べます。
骨粗鬆症の検査です。
当院では、左手をレントゲン撮影し、手の甲にある第二中手骨の皮質骨の陰影度と一緒に撮影した標準物質(アルミスケール)の陰影度を比較して骨密度を算出するDIP(Digital Image Processing)法を行っています。
また、血液検査にて骨代謝マーカー(骨形成マーカーと骨吸収マーカー)を測定し骨代謝回転を評価し治療の必要性や治療効果を判定します。
特別なプログラマーを用い、ペースメーカーの作動状況や電池残量を定期的にチェックします。
また適切に作動できるようにプログラムの設定を調節します。
一部、当院では管理できない機器があります。
予防接種 | 料金(税込) |
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インフルエンザワクチン | 3,500円/回 |
23価肺炎球菌ワクチン (ニューモバックス) |
8,800円/回 |
13価肺炎球菌ワクチン (プレベナー) |
11,000円/回 |
15価肺炎球菌ワクチン (バクニュバンス) |
11,000円/回 |
B型肝炎ウイルスワクチン (1回目、2回目) |
7,700円/回 |
B型肝炎ウイルスワクチン (3回目) |
6,600円/回 |
風疹ワクチン | 6,600円/回 |
麻疹ワクチン | 6,600円/回 |
流行性耳下腺炎(おたふく)ワクチン | 6,600円/回 |
MRワクチン(麻疹・風疹混合) | 9,900円/回 |
帯状疱疹予防ワクチン(水痘生ワクチン) | 8,800円/回 |
帯状疱疹予防ワクチン(シングリックス) (2回接種が必要) |
22,000円/回 |
帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)のウイルスである水痘・帯状疱疹ウイルス(varicella-zoster virus:VZV)が原因で発症します。水痘(水ぼうそう)になった後もこのウイルスは体の中に潜んでおり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になると言われています。帯状疱疹の症状として、身体の左右どちらかの顔面や頭皮、胸部、背中、 脇腹、太ももにピリピリした痛みを伴う皮疹、水疱が出現します。50歳以上で帯状疱疹を発症した人の約2割は、皮膚症状が治癒した後も痛みが続く帯状疱疹後神経痛(postherpetic neuralgia:PHN)になると言 われています。また、目や耳の神経が障害されるとめまいや耳鳴り、重症化すると視力低下や顔面神経麻痺などの後遺症が残ることがあります。
これまでは水痘(水ぼうそう)の予防にも使われている水痘ワクチン(生ワクチン)を使用していましたが新しい帯状疱疹ワクチンであるシングリックス(不活性化ワクチン)が使用可能です。
今までのワクチンに比べ予防効果が高く、50歳以上で97%、70歳以上で90%と報告されています。
帯状疱疹後神経痛の発症も減らす効果が報告されています。
シングリックスは不活化ワクチンのため、6 日以上あければ他のワクチンを接種することができ、免疫抑制薬使用中や化学療法中など免疫抑制状態にある方でも接種が可能です。
50歳以上の方が対象です。
水痘(みずぼうそう)の予防を目的として用いることはできません。
シングリックスは2回接種(筋肉内注射)が必要です。通常は2か月後に2回目の接種となりますが、遅くとも6か月までに接種する必要があります。
多くの方に注射部位の痛みや腫れがあらわれますが、3日~1週間で軽快します。
費用が高く(22,000円(税込み)/回 ⇒ 2回接種で44,000円(税込み))、2回接種が必要ですが、予防効果が高く(90%以上)、効果持続時間も長く(9年以上)、帯状疱疹ワクチンの接種を希望される方は検討してみて下さい。
今までの水痘ワクチン(生ワクチン)も引き続き取り扱いします。